ナマステ!
ヨガを始めてから、正しく椅子に座れるようになったヨガおじさんです。唐突ですが、みなさんは正しく椅子に座れていますか?
椅子での正しい座り方
正しい座り方とは下のイラストのように下半身は「腰」「膝」「足首」それぞれが横から見て90度になっているような座り方です。これが自分の体重を支えるポイントになっています。また、上半身は猫背や反り腰にならないように上方向一直線に、背中は背もたれに触れません。これがカラダに無理のない正しい座り方です。そう言えば、小学校では席にこの姿勢で座るように何度も教わったことを思い出します。
正しい座り方 |
正しくない座り方
反対に、正しくない座り方はいうと
正しくない座り方 |
正しい座り方とは異なり、横から見た「腰」「膝」「足首」が90度以上になってしまい、各関節で自分の体重を支え切れないので、体重を逃がすために背もたれにカラダを預けてしまっています。この座り方は、楽は楽なのですが、実はカラダに負担がかかりますし、ずっと続けていると普段の姿勢も悪くなってしまいます。また、自分の体重を支えるときに使う筋肉を使わないので、やがて衰えてしまいます。また、見た目も良くないですしやマナーの面からあまり好ましいとはされていませんよね。
このように望ましからざる正しくない座り方ですが、残念ながらカフェや電車で座っている人を見ると多くの方がこの「正しくない座り方」で座っています。
エラソーに言ってるヨガおじさんも、、冒頭にあるように、ヨガを始めるまでは正しい座り方ができていませんでした。そもそも「正しい座り方」という認識すら怪しかったものです。でもヨガを始めてから、カラダの使い方が分かってくるといかに自分の座り方が正しくなかったかを理解することができました。同時にどうやれば正しく座れるかを手探りで学び始めました。
どうやれば正しく座れる?
ここまで読んで今から自分も正しく座れるようにしたいと思った方もいらっしゃることでしょう。でも正しく座るってどういうこと?という方のためにヨガおじさんが気を付けている「正しい座り方」をお伝えします。
ポイントは、前述のように
①「腰」「膝」「足首」が90度になるように
②背筋はまっすく背もたれを使わない
です。
ポイントだけをお伝えすると簡単なようですが、「腰」を90度にして座るのが実は難しい!のです。「腰」を90度にするというのは、別の言い方では骨盤を立てる、坐骨を座面に突き刺すという表現になるかと思われますが、ヨガおじさんはヨガを始めた当初、この感覚がよくわかりませんでしたし、できていませんでした。でも、ヨガの練習を進めると骨盤を立てる、坐骨を座面に突き刺すというのが感覚としてわかるようなってきましたし、実践できるようになりました。
骨盤を立てる、坐骨を座面に突き刺すは同じことを表していますが、ヨガおじさんとしては「骨盤を立てる」ことを意識するとどうしても反り腰(出っ尻)になりやすいのではと思っています。ですので、おススメは「坐骨を座面に突き刺す」感覚で椅子に座る方です。
ところで、坐骨って聞いたことあるけど具体的にはどこの骨?となりませんか。坐骨は骨盤を形成する骨の一部で背中側下部に位置します・・・・・・・。
わかりにくいので次の要領で坐骨を感じてみましょう。
①柔らかすぎない座面の椅子に座る
②お尻と座面の間に左右の手(手のひらは上向き)をそれぞれ入れる
③お尻を前後に揺する
⇒ゴリゴリと手のひらに当たるのが坐骨
坐骨がわかったところで、正しい座り方を確認していきましょう。
①坐骨を座面に突き刺すようにし、上半身の体重を支える
②両脚は両膝の間にこぶしひとつ分が入るくらいに広げる
③膝と足首を90度になるように整え、足の裏全体で下半身の体重を支える
④背もたれは使わない
⑤良い姿勢を意識しすぎるあまり、腰を反ったり、胸を張ったりしない
この座り方が身につくと、カラダへの負担が少なく長時間すわることができるようになります。ただし、慣れないうちは数分ですら苦痛ですし、慣れてもずっと同じ態勢を取り続けることがそもそも人間は不得意ですので、適度に背もたれを使うなどして無理しないように気を付けましょう。
正しく座れているかどうかを判定する
初めのうちは正しく座れているかどうか自分では分かりにくいものです。そこで、正しく座れているかどうかを判定する方法をここで見ておきましょう。
必要なものとして座面に低反発のクッションがついた椅子を用意します。自宅になければ、コンビニのイートインや駅の待合椅子などで見つかる場合があります。指で押すとこんな感じに反発する素材のクッションが最適です。
正しく座れていると1分ほどで、次の画像のように椅子に坐骨の跡(凹み)がつきます。
2個の丸い凹みが坐骨の跡 |
坐骨を突き刺して座っていないと、10分、20分と座っても画像のような凹みができません。
まとめ
正しく座ることは簡単ではありませんが、今日から意識して座ってみましょう。コツが掴めるまでは、短時間で構いませんので、坐骨を突き刺すことからやってみてください。
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